カギ紛失日の行動
家の玄関ドアの鍵を失くした時は、大学生活にも慣れ、テニスのサークルにも入った時だったと記憶しています。それは家と大学、アルバイト先の往復ばかりしていた頃でした。
その頃のアルバイトは和菓子工場で饅頭を作る仕事をしていました。私は和菓子が大好きでとても興味を持って、和菓子工場のアルバイトに応募したことをハッキリと覚えています。
その頃は充実した生活を送っていて、忙しい時間をやりくりしての和菓子工場でのアルバイトはとても楽しいものでした。
大学、アルバイトともに慣れた頃、いつものように朝、家の玄関ドアのカギを閉め、大学へ行き、大学と家の通学路にある和菓子工場のアルバイトへ行き、夜遅く、自宅マンションへ帰り、
家の玄関ドアの前でマンションのカギがないことに気づきました。いつもはズボンの右ポケットに大きなキーホルダーの付いた家のカギを入れていますが、その日に限り、ありません。
カバンの中も探してみましたが、家の玄関鍵は見つかりません。その日は大学では講義を受けただけで、テニスのサークルの活動はなく、カギを失くすとしたら、
和菓子工場での制服に着替える時ぐらいしか考えられませんでした。和菓子工場ではロッカーに自分の衣服を入れ、工場で支給された制服に着替えて、饅頭を作る仕事をします。